こんにちは。大工の中川です。
本日は福岡市南区のA様邸の竪樋の修理を行いました。
右のビルの壁に竪樋が見えます
家屋の竪樋(たてどい)は、雨水を効率的に処理するために重要な役割を果たします。具体的には以下のような役割があります。
1.雨水の排水: 屋根に降った雨水を集め、適切な場所に排水することで、家屋の基礎や外壁を守ります。
2.浸水防止: 雨水が直接地面に流れ込むのを防ぐことで、家屋の周囲の浸水を防ぎます。
3.土壌の保護: 雨水が地面に直接当たるのを防ぐことで、地面の浸食を防ぎ、庭や周辺の土壌を保護します。
竪樋は雨水の管理を効率的に行い、家屋の耐久性を維持するために欠かせない存在です。
固定のための金具がはずれかけていました
応急処置(ロープで固定しました)
こちらでは先日の突風で3F部分の竪樋が道路に倒れ掛かっていたので、早急に応急措置を行い、足場組をしてバンドをステンレス100に取替えて復旧しました。
竪樋を再接続
竪樋の根元も修理完了
家屋の竪樋がしっかりと固定されていない場合、いくつかのリスクが考えられます。
1.落下による怪我: 竪樋や金具が通行人や車両に落下することで、怪我や損害を引き起こす可能性があります。
2.浸水被害: 雨が降った際に竪樋が適切に排水できず、建物の基礎や外壁に浸水し、建物の損傷を引き起こす可能性があります。
3.法的責任: 公共の道路に向かって倒れそうになっている場合、事故が発生すると法的な責任が問われる可能性があります。
早急に修理や交換を行うことが重要です。
【今回の工期と概算費用】 工期:11日間 費用:約194,000円(税別)
<参考> 家屋には竪樋(たてどい)と横樋(よこどい)が設置されています。どちらも雨水を適切に排水するために重要ですが、それぞれ異なる役割を持っています。竪樋は既に説明したとおりですが、横樋についても補足いたします。
横樋(よこどい)とは
役割: 屋根全体に降った雨水を集めて竪樋に流し込むための水平な排水管です。
設置場所: 屋根の端に沿って設置され、雨水を竪樋に導く役割を果たします。
機能: 屋根の広い範囲にわたって雨水を効率的に集め、竪樋へと運びます。
竪樋と横樋は連携して雨水を効率的に排水し、建物全体の耐久性を高める重要なシステムです。どちらも定期的な点検とメンテナンスが必要です。
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