福岡市南区柏原にて瓦屋根改修工事
こんにちは。ウェブ担当の吉田です。
今日は福岡市南区柏原のH様邸の瓦屋根の改修工事の事例をご紹介します。
瓦も年数が経過すると、割れたりします。瓦屋根の先端部（ケラバ）も欠けていました。そのまま放置すると雨漏りの原因となり、家の価値を大きく損なうため早急に対応しました。
ケラバとは”切妻屋根”や”片流れ屋根”の外壁から出っ張っている屋根部分の中で、雨樋が付いていない側をケラバと言います。ケラバとは部材名ではなく、屋根の場所を示す名称なのです。
ケラバがあることで、壁や窓に直射日光があたる率が変わります。ケラバをまったく出さないと、夏場、二階の室温はかなり上がってしまいます。ケラバが適度に出ていると、夏は日差しを遮り、冬は日射角度が低いので日を取り込むことから、四季にあわせて日射の調節をする役割があります。
また、外壁は雨や紫外線によっても劣化します。ケラバがあることで、壁に直接当たる紫外線や雨を抑制し、外壁の劣化を防ぐ役割もします。
ケラバ周辺は、屋根との接合部を含むために、雨漏りの原因箇所となる場合がよくあります。ケラバで正しく雨仕舞することで、屋根内部への水の侵入を防いで、雨漏りを防止しているのです。
日本の瓦は、陶器製のものが多くものの、形状や生産地などにより千種類近くあると言われていて、最近では、セメントやスレートなどで作られた瓦も増えてきました。
ただし、瓦は、台風などの風雨に対して、効果がありますが、重いので木造住宅などでは構造的な負担が大きくなります。地震による被害の一つに瓦葺屋根の建物の倒壊があり、最近では築年数が経つ瓦葺屋根の木造住宅の軽量化と耐震化が進む傾向にあります。
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